クリスマスの夜。
ジェシーと二人きりの夜。
さ、サイレントナイトにたべた夕飯は
スーパーベイシアの10パーオフのサンドイッチ、
チュロッキー、コーヒー、ラッキーストライク
翌日。
そうして、
次の日。
ちなみに私は、仕事ある日は一日一食しか食べない
ラッキーストライクを何本も吸い、
鎮痛剤を飲み、濃ゆいブラックコーヒーをのむと
食欲が抑制され、ロスのスーパーのチラシの
野菜サラダの写真をみながら、たべると、
野菜をたべたような気分になるので、野菜や肉は
必要ない。
しかし、そんな少しだけ間違えている気もする
食生活を続けていたら、口の横が切れて
出血してくるし、疲れが取れない。
そこで、わたしは、たまにはまともな食事をとろうと、仕事がえりにスーパーフレッセイにより、
ハンバーグ弁当40パーオフと、キャベツコーンサラダ68円を購入。
さらに、
揚げ物単品全品半額コーナーに。
すると‼️
いつもは、一本あるか、ないかの
エビフライ一本138円が、
なんと、
8本も!売れ残っているではないか!
ざっくりけいさんすると、たぶん、
一本60円しないじゃないか!
おれは
ハンバーグ弁当に、エビフライを足してゴージャス化する空想に胸がおどっていた、そんなぉれの
前に無言でおそらく30代前半と思われる小柄な
たぶん主婦がするりとわりこんだ、さらに、おれの目の前のおれのエビフライをかみパックにトングで
取り始めた。なかなか、失礼なオンナである、
が、なんせ、8本もある。
寛容なきもちのオレは、いーよ、
8本もあるんだし。
とりな。
いーよ、いーよ、どうぞ。
てなかんじで、割り込まれたが黙ってとりおわるのを待っていた。ゆっくりと、遅すぎるほどの スピードで、一本ずつ、紙パックにエビフライを
とってゆく、女…,
1本…
2本…
3本…
異変に気づいたおれは、
…おいおい、オンナよ。
あんま取りすぎんなよ…
まってんだからさあ。
4本…
5本…
…え?
ちょ、
ちょっと…!
え?
まぢ?
あの〜
おれは、
目の前で繰り広げられている光景を
うけいれらずにいた…
やっと、
オンナがどいた…
…
そこには、根こそぎエビフライを
持ち去られた、
空虚な空間だけが広がっていた…