ゆるぴたブログ

どうってことない、再生とか。希望とか。

小夜子とミーア


だれよりも、美しいミーアは、
ほんとうの、自分の名前を、しらない。



アフリカ内戦で
目の前で両親、兄妹を惨殺されたミーアは、
記憶を失っている。

思い出そうとすれば、混乱して手に負えない。


瓦礫、飢え、熱風の、中、
ジェシがたまたま、拾い出した戦災孤児
それが
ミーア。

混乱した、ミーアをなだめることが
できるのは、
ジェシだけだった。


ジェシは、ミーアをじぶんの、片腕にそだてあげた。


ミーア。ジェシがつけた。名前だ。


ミーアにとって、守るべきルールは、ジェシ
指示だけ。

ミーアのせかいは、ジェシ
ジェシだけが、ルールだった。

そうして、その世界、ルールから、はずれてしまうことは、
ミーアの世界のすべての崩壊を意味した。


ジェシは、ミーアを家族同然にあつかうとともに、
じぶんのもてる、
爆薬、銃器、重機に関する知識、戦闘をサポートする破壊活動についての、全てを、ミーアに叩きこんだ。

ミーアにとって、
ジェシの役にたつ。それが、世界のすべてだった。


ジェシは、ミーアの身の安全を最重要視していたから、常に後方での、活動だけを指示した。

最前線での、活動については、
ジェシが行い、ミーアに危険がふりかかりそうな
事態があれば、いのちを張ってミーアの安全を保持してきた。


しかし。
ミーアのメンタリティは、
常に、
不安定であった。

が。


[

いままで、

ジェシ以外に気持ちをひらいたことが、なかった、
ミーア。





そんな、
ミーアが

生まれてはじめて。

気持ちをゆるしたのが。


忍者🥷ガール、
小夜子。


なぜ。

このふたりが

こんなになかよしに
なったのか、
おれにも、ぶっちゃけ、よくわからん。





つまりさ。

ひとは。

人によってしか。


救われない。


って事じゃん?


あは。