おれたちは捨てられた紅いいぬ
振ろうとしたしっぽの先
みにくくゆがみ、体をなさない
あきれられてまたひとりぽっち
現在も、活動をつづける、パティスミス。
最近の音源に、インスパイアされることは、
ほとんど無いが。
存在がオレの、中1からのディーバゆえに。
ファーストアルバムに、収められた
アスクミーエンジェルは、まさに。
オレん中の、パンクだ。
セックスピストルズでも、なければ、
グリーンデイでもない。
アスクミーエンジェルが
オレん中の、パンク。
帰る場所は、無い
けど、
この、33回転のなかにだけ。あるんさ。
捨てられたまがいものの、
あかいいぬ
泣いたって、
怒っても、なにも良くならなかった
帰る場所と信じていた場所は、
いるだけで。
身を切られる場所にいつしか
変化していた。
年月は、ひとをかえる。
じぶんが、かわらなければ、
ただ、
いきていることすら、
絶望にかわる。
生きてりゃいいさ？
そんな、うたが、あったな。
いきてないほうが、マシな人生も、
悲しいけど、
たしかにある
しんぼうして、
待って。
がまんしても。
嫌われて疎まれて、
あんたは、はよ、しね。
言われたら、いいかえす？
ちがう
そんな。人生もある。
受け入れていきるしかない。
たぶん。
一千人に、ひとりは、
そんな、あんたが、
好きで好きで好きで
しゃあない、ちゅう、ヘンタイ？
がかならず、おる。
もし、
あんたが、
いきることと、
ドアノブ自殺で朝がもう
こないことを
天秤ばかりに、毎日毎日かけて
暮らしていて。
もし、
そのばかりが傾いて、
壊れそうで。
どうしてよいか、
途方に暮れたら。
電話してくれ。
あんたに、
嵌める。
話は。
イッたあとからするからさ。
